1999年7月20日
仁王杉付近
  アカシデ
<赤四手>
Carpinus laxiflora BLUME

[カバノキ科クマシデ属]

分布:北海道、本州、四国、九州、朝鮮、中国

開花期:4〜5月
熟果期:10月

用途:庭木、公園樹、盆栽、床柱、曲木細工、ステッキ、農具の柄、おもちゃ、スキー、くつ型、荷棒、家具など

 落葉高木。高さ15m、径60cmに達する。樹皮は滑らかで暗灰白色。老木になるとすじ状のくぼみができる。材は堅密で弾力性に富み、灰白色で心辺材の区別は不明瞭である。葉は互生し、長さ4〜8cmの卵形または卵状楕円形で、初めは多少毛があるが、のちには無毛となる。若葉は赤色で目立つ。イヌシデは葉に毛が多いので容易に区別出来る。雄花序は黄褐色で長さ4〜10cm、前年枝から垂れ下がる。雌花序は本年枝の先につく。果穂は長さ5〜6cm、果苞は葉状で基部の両側に小さな裂片がある。

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