1998年12月5日
尾之間
  アオノクマタケラン
<青の熊竹蘭>
Alpinia chinensis ROSCOE

[ショウガ科]

分布:紀伊半島〜台湾

開花期:5〜7月
熟果期:8〜10月

薬用:種子を黒手伊豆縮砂(くろでいずしゅくしゃ)といい、ハナミョウガの種子、伊豆縮砂の代用として芳香健胃薬に用いられるが、香味に劣り、むしろ偽和物として扱われる。

 高さ1m前後の常緑多年草。屋久島では海岸近くの林内に普通に見られ、この葉で握り飯などを包む。この葉で包んだ「こずきだんご」という生菓子もある。

   右が「こずきだんご」。もち米粉とムラサキイモ(さつまいもの一種)で作る。左はサルトリイバラ(かから)の葉で包んだ「かからんだんご」。

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