産卵

1999年8月19日
永田いなか浜

産卵後の穴埋め
  アオウミガメ


[ウミガメ科アオウミガメ属]

分布:大西洋、太平洋、インド洋の熱帯〜亜熱帯海域

 甲長1.4mに達し、青緑色で肋甲板は四対。頭は小さく、草食性で海藻を食べる。5〜7月、♀は夜間砂浜に上陸し産卵する。上陸の際は非常に警戒心が強いので、人がライトを照らしたり激しい動きをすると、産卵せずに帰海してしまうことがある。1回の産卵で100〜140個、1シーズンで2〜5回程上陸する。上陸〜帰海まで1時間半程。卵は太陽の照り付ける砂の中で暖められ、60日前後で孵化する。この時の平均地温が29℃より低いと♂が多くなり、高いと♀が多くなる。日本での産卵地は小笠原、西表島、屋久島など。

 鹿児島県ではウミガメを捕獲したり、ウミガメの卵を採取することは県条例により禁止されている。

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