犬の薬

 私たちが愛犬の健康を守るために薬を必要とすることもありますが、その前に念頭に置いていただきたいことは薬には副作用がつきものだということです。ですから、必要最小限を愛犬の様子を見ながら投与し、副作用が発現したらすぐに投与をやめて獣医師に相談することをお奨めします。また、同一の症状に対して2種類以上の薬で効果が示されている場合、副作用を起こす確率が低い薬を選ぶことをお奨めします。なお、副作用は投与量や薬効の持続に比例して強くなります。

 以下に当犬舎の愛犬たちに使用している薬をご紹介します。画像はそれぞれの説明・販売(どこよりも格安なペット医薬品の個人輸入代行「うさパラ」)のページにリンクしていますので、画像をクリックするとそのページが開きます。使用対象・用法等をよくお読みいただいてからご注文ください。
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シンパリカ・トリオ
 犬糸状虫(フィラリア)の寄生予防とノミ・マダニの駆除及び回虫(犬回虫、犬小回虫)、鉤虫(犬鉤虫、狭頭鉤虫)の駆除薬です。フィラリア駆虫薬成分はモキシデクチンで、フィラリア陽性の犬に対しても安心して使用できます。この薬はとても硬いので、硬いものが食べられない犬には砕いてあげる必要があります。使用対象は生後8週齢以上で、繁殖犬や妊娠中、授乳中の犬に対する安全性は評価されていません。使用する際は事前に獣医師にご相談ください。
シンパリカ・トリオ
(犬用/1.25〜2.5kg)
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  シンパリカ・トリオ
(犬用/2.5〜5kg)
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シンパリカ・トリオ
(犬用/5〜10kg)
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  シンパリカ・トリオ
(犬用/10〜20kg)
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シンパリカ・トリオ
(犬用/20〜40kg)
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  シンパリカ・トリオ
(犬用/40〜60kg)
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ネクスガードスペクトラ
 犬糸状虫(フィラリア)の寄生予防とノミ・マダニの駆除及び回虫(犬回虫、犬小回虫)、鉤虫(犬鉤虫)及び鞭虫(犬鞭虫)の駆除薬です。シンパリカ・トリオと同等の薬効を示していますが、こちらは柔らかいので硬いものが食べられない犬向きです。フィラリア駆虫薬成分はミルベマイシンで、フィラリア陽性犬に投与した場合、元気喪失、食欲不振、嘔吐、呼吸速迫、大静脈症候群等の症状が現れることがあります。またコリー犬及びその系統の犬種は他犬種より安全域が狭いことが示されています。使用対象は生後8週齢以上で、繁殖犬や妊娠中、授乳中の犬に対する安全性は評価されていません。使用する際は事前に獣医師にご相談ください。
ネクスガードスペクトラ
(超小型犬用/2〜3.5kg)
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  ネクスガードスペクトラ
(小型犬用/3.5〜7.5kg)
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ネクスガードスペクトラ
(中型犬用/7.5〜15kg)
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  ネクスガードスペクトラ
(大型犬用/15〜30kg)
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ネクスガードスペクトラ
(超犬用/30〜60kg)
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ドロンタールプラス
 有効成分プラジクアンテルとパモ酸ピランテル及びフェバンテルの配合により、お腹の虫(犬回虫、犬鉤虫、犬鞭虫、瓜実条虫)に対して単回投与で高い駆除効果が得られる画期的な駆除薬です。当犬舎では生後2週齢から2週間置きに12週齢まで投与しています。
ドロンタールプラス
(体重により1/4〜4錠投与)
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プロコックス
 有効成分にトルトラズリル(抗コクシジウム薬)とエモデプシド(抗線虫薬)を配合する駆虫薬で、コクシジウムと回虫や鉤虫、鞭虫を駆虫することができます。液体タイプで苦みがないので仔犬への投薬も簡単に行えます。使用対象は生後2週齢以上で、当犬舎ではコクシジウム予防・駆虫のため、生後2週齢で1回投与しています。
プロコックス 7.5ml
(体重1kg当り0.5ml投与)
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  プロコックス 20ml
(体重1kg当り0.5ml投与)
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フラジール
 成分であるメトロニダゾールは抗原虫薬、抗菌薬のひとつで、犬や猫などのペットに見られるジアルジア(ランブル鞭毛虫)症の治療薬として用いられます。また、長期的な慢性の下痢、嘔吐の症状である炎症性腸疾患の治療にも効果が期待できる薬です。当犬舎ではジアルジア等予防・駆虫のため、生後2週齢から7日間、朝晩投与しています。妊娠中の投与は胎児の奇形を引き起こすことがあるので避けてください。
フラジール 500mg
(体重1kg当り25mgを5〜8日間、朝晩投与)
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トフレックス 500mg
 成分であるセファレキシンは皮膚感染症、外傷、熱傷、乳腺炎、骨髄炎、淋菌感染症、子宮内感染、外耳炎、中耳炎、副鼻腔炎等、多数の細菌感染症に用いられる抗生物質で、ブドウ球菌属、レンサ球菌属、肺炎球菌、腸球菌属、淋菌、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、モルガネラ・モルガニー、プロビデンシア属、インフルエンザ菌に対し、細胞壁合成を阻害することにより抗菌作用を発揮します。当犬舎では細菌感染症の疑いがある犬に対し7日間、朝晩投与しています。
トフレックス
(体重1kg当り15mgを7日間、朝晩投与)
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要注意(危険)な犬の薬

フロントライン、フロントラインプラス
 フィプロニルを有効成分とする犬・猫向けのノミ・マダニ駆除薬品です。副作用として皮膚の発赤、痛み、かゆみ、自傷、脱毛、変色、運動失調、元気消失、攻撃性の上昇、下痢、嘔吐などの報告があります。人が塗布した犬・猫に触れることによる悪影響や、ウサギ、モルモット、ハムスター、魚、虫などを飼育している環境ではそれらに対する悪影響も考えられます。同じくフィプロニルを含有する農薬・殺虫剤である「プリンス粒剤」は水稲、キャベツ、菊などの育苗に使用することで長い残効を示します。そのため、昔は各地で普通に見られた田圃に飛び交う赤とんぼの姿も、今は殆ど見られなくなりました

注射用モキシデックSR(ProHeart 6)
 モキシデクチンを有効成分とする犬のフィラリア症予防剤として1回の注射で寄生予防効果が6ヶ月持続すると謳われていますが、副作用報告数が多かったため2004年9月FDA(アメリカ食品医薬品局)の要求により製造元は同剤の製造中止と回収を行っています。農林水産省の動物医薬品検査所でも、本剤によるアナフィラキシー様ショックと思われる報告が多数あげられています。一方、同じくモキシデクチンを有効成分とするモキシハート等の経口薬については殆ど副作用の報告はなく、比較的安全性が高いフィラリア駆虫薬として普及しています。

ジミナゼン、イミドカルブ
 犬はマダニによって媒介されるバベシア原虫の寄生によりバベシア症を発症し、貧血・肝機能障害となって死に至ることもあります。バベシア症に対してはワクチンがなく、治療にはジミナゼンやイミドカルブなどの抗原虫薬を使用するのが一般的ですが、これらの薬は犬の神経症状や出血などの副作用が強く、動物医薬品検査所でも本剤による麻痺、皮膚発赤、起立困難、てんかん、中枢神経興奮様等の報告が多数あげられ、死亡例もあります。なお、これらの薬を投与してもバベシア原虫を完全には駆虫できず、バベシア症が再発するケースも少なくありません。また、同じくマダニが媒介する重症熱性血小板減少症候群(SFTS)ウイルスによる感染症も重篤な症状となり、治療薬もなく、発症した犬の40%が死に至ります。これらの疾病を防ぐためにも、愛犬にはシンパリカ、ネクスガード等のマダニ駆除薬を定期的に投与して予防することをお奨めします。


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