1998年10月28日
国割岳山頂付近
  カラタチバナ
<唐橘>
Ardisia crispa DC.

[ヤブコウジ科ヤブコウジ属]

分布:本州(茨城・新潟県以西)、四国、九州、沖縄、中国、台湾

開花期:7月
熟果期:11〜12月

用途:庭木、鉢植え、花材

 暖地の林内に自生する常緑小低木。茎は直立して高さ0.2〜1mになり、枝分れしない。葉は互生し披針形で長さ8〜18cm、濃緑色で質は厚い。葉や鱗片葉の脇から長さ3〜6cmの花序を出し、直径7〜8mmの花を散房状に開く。花冠は白色で5深裂する。果実は直径6〜7mmの球形で赤く熟す。センリョウ、マンリョウとともにこの木を百両に見立て、正月用の飾りに使う。因みにツルコウジを一両に、ヤブコウジを十両に見立てる。

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