2000年10月4日
白谷林道(標高300m)
  キツネノチャブクロ(ホコリタケ)
<狐の茶袋>
方言:ケムダシ、ケムダシキノコ、メツブシ、ツンボキノコ

Lycoperdon perlatum PERS.

[フクキン目ホコリタケ科ホコリタケ属]

分布:日本、中国、シベリア、ヨーロッパ、北アメリカなど

料理:すまし汁、豆腐汁、酢のもの、納豆和えなど

 夏から秋、樹林内や原野、道端、畑地などに群生する。子実体は高さ4〜6cm、頭部は擬宝珠形に膨らみ、はじめ白色、のち灰褐色となる。表面に尖ったつぶ状の小さな突起が密生するがのち脱落する。肉ははじめ白色、弾力のあるはんぺん状で味、においとも温和。成熟するにしたがい灰褐色海綿質から淡緑褐色の屑綿状となり、頂端にできる小孔から煙状に胞子を発出する。

 この仲間を食べる時は頭部の肉をちぎってみて、白色で弾力のあるものだけを選ぶ。肉が少しでも灰色ないし緑褐色に変色していたら既に食期を過ぎている。

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