1999年4月29日
トロッコ道・標高800m付近
  クロバイ
<黒灰>
Symplocos prunifolia SIEB. et ZUCC.

[ハイノキ科ハイノキ属]

分布:本州(関東地方南部以西)、四国、九州、沖縄、朝鮮南部

開花期:4〜5月
熟果期:10〜11月

 常緑高木。暖地の山地に普通に生え、大きいものは高さ12mになる。樹皮は灰黒褐色で縦に浅く裂ける。葉は互生し、長さ5〜8cmの楕円形〜長楕円形。先は長く尖り、縁に波状の鋸歯がまばらにある。前年枝の葉腋に総状花序を出し、白い花を付ける。花冠は直径約8mmで5深裂する。果実は長さ6〜7mmの狭卵形で黒く熟す。木灰を媒染剤に使う。

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