2003年7月8日
投石湿原付近
  ヤクシマサワガニ

Geothelphusa marmorata

[甲殻綱十脚目短尾類サワガニ科]

分布:屋久島の標高700m以上(固有種)

 鹿児島大学水産学部の鈴木広志助教授の研究グループが発見し、2000年4月に新種と認められたサワガニ。100万年前の祖先種に近い種とみられ、屋久島のサワガニの種分化の過程を探る学術的に貴重な材料と言われている。甲羅の幅は2、3センチ。甲羅、足、はさみなど全体に大理石のような黒い斑(はん)紋があることから「大理石サワガニ」を意味する「ゲオセルフーサ・マルモラータ」の学名が付けられた。

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