Earthly Company／お奨めコース／白谷雲水峡登山

　白谷雲水峡の一日コースです。映画「もののけ姫」に因んだ話をしながら、苔むした森をご案内します。ここでは一例として楠川歩道を経由して太鼓岩、辻の岩屋までのコースを記してありますが、お客様のご希望、体力等に応じていろいろなコースを設定することが可能です。上り下りは多いですが、原生林歩道コースもお奨めです。上の左右の写真は、原生林歩道白谷川支流の１コマです。


標高620mの白谷広場から登山開始。渓流沿いにはサツキ、ホソバハグマ、ヤクシマショウマなどがみごとな群落をつくっている。		推定樹齢3000年の弥生杉。樹上にはナナカマド、コバンモチ、カクレミノ、サクラツツジ、タイミンタチバナなどが着生し、根元にはアリジゴクが住んでいる。		花崗岩の隙間を流れ落ちる飛流落し。白谷川の上流に位置する白谷雲水峡では、至るところで滝が見られる。


江戸時代に花崗岩でつくられた楠川歩道は、数百年経った現在でもしっかり残っていて、自然に対してのダメージも非常に少ない。		標高825mにある白谷小屋。トイレは小屋の中に男性用が１つ、男女兼用が２つある。		もののけ姫の森。宮崎駿監督はこの辺りに何度も足を運び、映画「もののけ姫」の森のイメージをつくりあげていった。映画の中でも白谷雲水峡の森を描いているシーンがある。


標高979mの辻峠。手作りのベンチがある。この付近では屋久杉の大きな切株などの土埋木がたくさん見られる。		標高1050mの太鼓岩。晴れていれば宮之浦岳をはじめとする奥岳が見渡せ、眼下には小杉谷周辺の安房川を望むことが出来る。		辻峠からトロッコ道側に少し下ると辻の岩屋がある。太鼓岩と合わせ、映画「もののけ姫」のモロ一族の住む岩屋のモデルにもなった。