雁の初めてのお見合
 なんとなんと、屋久島には雁と島君の他にまだ甲斐犬がいました。雁も2歳半を過ぎましたので、そろそろ子供を産ませようと考えていたところ、知人から甲斐犬愛護会に入っている甲斐犬の雄犬を紹介していただきました。早速雁を連れてお見合に行きました。初めての交配を前提としたお見合です。飼主は宮之浦の方で、甲斐犬の雄と雌を1頭ずつと、ヤクイヌの雌を1頭飼っている方です。雌の甲斐犬は甲斐ちゃん{血統登録名:甲斐の黒狼姫(かいのこくろうひめ)号}といって9kgしかない小柄な犬です。雄の甲斐犬は龍(りゅう)君{血統登録名:甲斐赤龍(かいのせきりゅう)号}といって、まだ10ヶ月ですが20kgもある大きな犬です。雁は最初に3頭の犬から思いっきり吠えられたので、ちょっと消極的になっていましたが、龍君は雁のことを気に入ってくれたようです。その飼主には救助犬のことも説明し、よく理解していただきました。これから時々雁を連れて遊びに行こうと思います。

 龍君と別れた後、獣医さんの所に行ってジースインプラント(発情抑制剤のカプセル)を取り除いてもらいました。1ヶ月から8ヶ月で発情が来るそうなので、その時が楽しみです。

 屋久島には甲斐犬は殆どいないので、島君と交配出来れば良いなと思っていましたが、島君の飼主にその気がなかったので諦めました。もちろん島君とは今でも良いお友達です。

龍君(左)と雁(右)

龍君

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