富山での訓練および審査会
 災害救助犬の訓練および認定審査会参加のため、2003年10月20日から10月27日まで約1週間、富山に滞在しました。

八尾訓練場にて

八尾訓練場にて

八尾展望所から立山連峰を望む
 災害救助犬協会富山主催の第10回全国災害救助犬認定審査会は、10月25、26日の2日間、富山県婦負郡山田村の牛岳スキー場にて行われました。全国から名高い訓練士たちが審査員として招かれ、服従、障害物通過、平地捜索、瓦礫捜索のそれぞれの作業を厳格に審査しました。参加者は70チーム(指導手+犬)で、第1種(平地捜索)合格17チーム、第2種(瓦礫捜索)合格8チーム、第3種(平地・瓦礫捜索)合格14チーム、合わせて39チームが合格しました。捜索作業がいくら優れていても、服従や障害物通過ができなければ合格しません。もちろん他の犬や人に対して攻撃的な犬は問題外です。昨年は審査中の犬に他犬が咬みついた事件がありましたが、今年は他人や他犬に危害を加える恐れがないか見るため、新たにBH(同伴犬訓練試験)に準ずるものを取り入れました。BHはヨーロッパで普及している訓練試験です。人が犬を伴って市街地や公園を通過する際に、安全かつ他人に迷惑をかけることなく行動できるように訓練されているかどうかを見る試験です。

シーソーの障害物通過審査を受けるすぐり

梯子の障害物通過審査を受けるサラダ

左からすぐり、サラダ、チビ、雁とそれぞれのハンドラー

左からサンコとサンコママ、サラダ、雁、すぐり
 雁は今年もすぐりと共に救助犬第1種合格でした。来年こそは3種目指して頑張りたいと思います。審査員の先生方を始め、日本動物専門学院富山福祉短期大学他ヘルパーの皆さん、進行係、記録係、設営係等々運営委員の皆さん、ボランティアでご尽力くださり本当にありがとうございました。

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