飛騨で冬季合宿訓練会
 2月13日から15日にかけ、岐阜県吉城郡古川町数河で、全国災害救助犬協会連合会の冬季合宿訓練会が行われました。数河は大変雪深く、雪中(雪崩)捜索訓練にはとても適した所です。今回は災害救助犬協会富山の訓練士、事務局、ボランティアの方々と、各地からハンドラー、ヘルパーなど、総勢20名が集まりました。短い間でしたが、訓練士さんや諸先輩方から有意義な指導を受け、また皆さんと更に親睦を深めることが出来ました。

←13日:雁は屋久島空港から、初めての飛行機で荷物室に乗った。不安のためか吠え続けたので、客室乗務員に頼んで荷物室に案内してもらい、なだめた。


→羽田空港でやっと荷物室から解放された。次の飛行機まで2時間以上の時間があったので、空港敷地内で散歩をしたり、簡単な服従訓練をした。


←羽田空港カフェテラスARCADIAの前で。フロアスタッフが物珍しそうに眺めていた。


→羽田空港発富山空港行の搭乗手続きを済ませ、手荷物カウンターに雁を預ける。


←飛行機の窓から見た富士山がとても奇麗だった。雁はこの間もずっと吠え続けていた(^_^; 今度は福祉犬の資格を取って客室に乗せられるようにしたいな。


→富山空港から数河高原までは、金沢市の救助犬仲間の内田さんに送っていただいた。数河に着いたのは夕方5時前、既にたくさんの参加者が集まっていた。


←14日:いよいよ訓練開始。2メートルほど積った雪に穴を掘って人間が中に入り、入口を雪で密閉する。犬は埋っている人を捜し出すと、その場で雪を掘ったり吠えたりして雪の中に人間がいることを告知する。


→犬が捜し出したら、雪の中にいる人は犬を良く褒めながらご褒美を与える。


←夕食は炭火を囲んで団欒。訓練会の目的は、技術を磨くだけでなく、仲間同士の親睦を深めるということもある。


→15日:朝起きてみると、更に雪が降り積もっていた。


←最後の雪中捜索訓練。埋っている人を捜し当てて掘り始める。


→ある程度掘って中の人が見え始めたところで吠え始める。


←中にいる人は犬の意識が高まるようにうまく導きながら吠えさせ、良く褒めながらご褒美を与える。


→更に犬を雪の中に導いて吠えさせる。出来るだけ被災者役に近付いて吠えさせるように仕向けることが重要。


←中にいたのは山下さんでした。お疲れ様でした。


→17日:帰りは鹿児島まで車で移動しながら訓練。これは広島県尾道市のびんご運動公園で丸太の梯子を下る訓練。画面左下の再生ボタンをクリックすると動画が開始します。


←広島県東広島市のペットショップで他の動物に馴致させる訓練。


→海の向こうに宮島が見える広島県佐伯郡大野町の海岸で。近くで釣りをしていた人に頼んでその場にうずくまってもらい、捜索訓練をした。

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