1999年9月4日
紀元杉
  センボンイチメガサ
<千本市女笠>
Kuehneromyces mutabilis (FR.) SING. et SM.

[ハラタケ目モエギタケ科センボンイチメガサ属]

分布:殆ど全世界

料理:汁物、煮付など

 春〜秋に広葉樹、針葉樹の切株や倒木、立枯れ、埋もれ木などに群生する。写真は紀元杉に着生しているヤマグルマの根元に群生。死亡例の多い猛毒菌、コレラタケ(ドクアジロガサ)によく似ているので注意が必要。茎にササクレがあればOK。ササクレがなかったらコレラ型で赤信号。傘の径3〜6cm初め半球形から丸山形となり、のち開いて扁平となる。表面は帯黄褐色あるいはニッケイ色、肉は帯白色、ヒダは密、初め淡黄褐色から、のち黄褐色となり茎に直生または垂生する。茎は高さ3〜7cm、太さ径3〜5mm、傘面とほぼ同色で上部にツバがあり、表面に顕著なササクレを生じる。味、匂い温和。

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