1998年4月20日
淀川小屋付近
  シキミ
<櫁>(木偏に佛と書く国字も使う)
Illicium religiosum SIEB. et ZUCC.

[モクレン科シキミ属]
シキミ属は東アジアと北米に約20種あり、中国南部とベトナムに産する八角(大茴香、star anise)
Illicium verum HOOKER f. の果実はスパイスに使われる。

分布:本州(関東以西)、四国、九州、沖縄、台湾、中国

開花期:4月
熟果期:9月

用途:寄木、数珠、傘の柄、鉛筆、枝葉は仏事に使用

 常緑小高木。高さ5〜10m、胸高直径30cmくらいになる。冬芽の鱗片は多数。花芽は卵形、花弁は淡黄白色で広線形または皮針形で多数付く。果実はやや蓮華状、種子は偏平な卵形、帯黄褐色で光沢がある。果実にはハナノミンという有毒成分が含まれていて食べると中毒を起し、死に至ることもある。

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