ヤクスギランド〜太忠岳(たちゅうだけ)
 ヤクスギランドは安房川の支流、荒川の上流にある面積270.33haの自然休養林で、安房から約16km、標高約1000mのところに入口があります。林内はいくつものコースに分れ、ヤクスギ林帯を代表するスギ、ツガ、モミなどの大木が見られます。世界自然遺産地域には入っていませんが、屋久島森林生態系保護地域の保全利用地区、国立公園第三種特別地域などに指定されています。しかし道の一部に防腐剤を加圧処理した輸入材やコンクリートが使われているのは残念なことです。  


  屋久杉は推定樹齢1800年の仏陀杉をはじめ三根杉、母子杉、天柱杉などの巨木が見られます。三根杉から西に向かう登山道は、大和杉を経て石塚小屋、花之江河に至る花之江河歩道ですがあまり使われておりません。蛇紋杉は1997年9月の台風19号で倒れました。蛇紋杉の倒木から北に向かう登山道は太忠岳に至る太忠岳歩道です。この道は途中から世界自然遺産地域および国立公園特別保護区に入り、見事なハリギリやツガの巨木が見られます。山頂付近はヤクシマシャクナゲやハイノキの藪になっていて、花の季節には美しく咲き誇ります。山頂には高さ40mにおよぶ花崗岩の柱が立っていて天柱石と呼ばれています。  
天柱石


















屋久島だより(屋久島の素晴しい自然と私たち家族の紹介)
 
Earthly Company(屋久島エコツアーガイド)