1999年5月29日
黒味分れ付近
  ツクバネソウ
<衝羽根草>
Paris tetraphylla A. GRAY

[ユリ科]

分布:日本全土

開花期:5〜8月

 山地の林内に生える多年草。茎の高さ20〜40cm、葉は茎の先に4枚輪生し、長楕円形、または楕円形で鋭尖頭、3脈があり、両面とも無毛で長さ4〜10cm、幅4〜5cm、葉柄はない。花は1個だけ咲き、花柄は3〜10cmある。外花被片は4個あり、緑色で長さ1〜2cm、幅3〜8mm、先は鋭く尖っている。内花被片はない。果実は球形、種子は楕円形。和名は姿が羽根つきの羽根に似ることによる。屋久島で標高1600m付近でよく見掛ける。日本特産。

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