******調査開始******
 1999年全労済助成事業によりヤクタネゴヨウの調査を開始しました。今回の調査地は西部林道の川原でした。西部林道の周辺は海岸線から尾根付近まで照葉樹林で覆われ、豊かな生態系が残されています。右上の写真の切株は国有林内にありますが、昭和59年にある人がこの辺りを自分の土地だと思い込み伐採したものです。現在西部林道の上側の大部分は林野庁により森林生態系保護地域に指定され、また環境庁により国立公園特別保護区または第一種特別地域に指定され、更に民有地を含む海岸線までがユネスコにより世界自然遺産に登録されています。屋久島で海岸線から世界自然遺産に登録されているのはここだけです。一時は大型観光バスを通すため道路を拡張する計画もありましたが、自然を残そうとする立場からの反対の声が強く、どうにか食い止めることができました。

ヤクタネゴヨウの大木

ヤクタネゴヨウの幼樹

ヤクタネゴヨウの切株の調査

ヤクタネゴヨウの切株とガイドの砂川さん

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