********知人がヨットで来島*******












 


ヨットのクルー達と一緒に

 7月13日の朝、思いがけない電話のベルに起こされました。神奈川のアマチュア無線家の知人からの電話で、たった今、屋久島の宮之浦港に着いたとのことでした。急いで朝食を済ませ港に走ると、赤いマストの37フィートの素適なヨットが停泊していました。クルーは5人で、その知人は一番年輩(70歳)で、「会長」と呼ばれていました。ヨットのオーナーは68歳ですがとても若々しく、今でも世界中を航海して悠々自適な生活をなさっているそうです。その他に教職を退職なさった68歳の方と、45歳、50歳の若手?の方々が同行なさっていました。私達はすぐに皆さんと親しくなり、暫く島内を案内することにしました。

 その日は島内をドライブしながら主要な観光ポイントを案内しました。中間のフルーツガーデンではフルーツの試食を堪能し、平内海中温泉では露天風呂に入って旅の疲れを癒しました。夜は永田にウミガメの産卵を見に行きましたが、タイミングが悪く見ることが出来ませんでした。

 14日はヤクスギランドに行きました。ここは原生林の中に遊歩道が作られていて、気軽に散策出来るようになっています。

 15日は縄文杉に登りました。香里も倭賢をおぶって、始めて縄文杉まで行きました。翌日は倭賢が生まれて丁度6ヶ月ということで、よい記念になりました。もしかしたら史上最年少ではないでしょうか……。

 16日は私達が畑に行こうと思い県道に出たら、コインランドリーの前でヒッチハイカーが手をあげていました。よくよく見たら、クルーの最年少のおじさんでした。上半身はだかで洗濯物を抱えて手をあげていたのですが、誰も止ってくれなかったそうです。髭はぼうぼうだし、確かに一見危なそうな雰囲気がありました。私達が行きたい方向と反対でしたが、取り敢えず彼をヨットまで送り届けました。ところが彼が財布を忘れたことに気付き、またコインランドリーに引き返すことになりました。幸いなことに財布は無事見付かり、私達もホッと胸を撫で下ろしました。

 17日、彼等を乗せたヨットは種子島に向けて出航していきました。

ボン・ボヤージ!!!

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