1998年10月2日
花之江河付近


1998年10月20日
夫婦杉付近
  ヤマボウシ
<山法師>
Cornus kousa BUERGER

[ミズキ科ミズキ属]

分布:本州、四国、九州、朝鮮、中国、台湾
屋久島では標高600〜1700m

開花期:6〜7月
熟果期:10月

用途:庭木、果実酒、材は器具の柄、きね、槌、櫛、下駄

 山地に生える落葉小高木〜高木。高さは5〜10mになる。葉は対生し、長さ4〜12cm。小さな花が20〜30個集まった球形の頭状花序を付け、その下に総苞片と呼ばれる3〜6cmの白い花弁の様なものを4枚付ける。和名は花序や苞の有様を坊さんに見立てたのであろう。果実は集合果で直径10〜15mmの球形で赤く熟し、ほんのり甘く食べられる。果実酒にする場合は皮をむいたレモンを一緒に入れて酸味を補うと美味しくなる。レモンは2〜3ヶ月で取り出す。

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