屋久島町
栗生(くりお)
栗生海岸タイドプール
黒味岳

 県道から栗生川の右岸を河口方面に入っていくと、マングロープの一種のメヒルギが見られます。案内の石板には「自生地」と記してありますが、元々栗生川左岸の河口付近に自生していたものを護岸工事のため移植したもので、本当の意味での自生ではありません。泥地が少ないなど、環境も今一つ整わず元気がありません。




 栗生の砂浜にはウミガメが産卵のために上陸します。また岩場にはタイドプール(潮溜)もたくさんあり、熱帯魚の稚魚、イソギンチャク、サンゴ、ウニ、ヒトデなど、色々な生物が見られます。またここからは奥岳である黒味岳も見ることができます。沖合には珊瑚礁が広がり、ダイビングスポットとしても素晴しいところです。しかし1998年の夏は台風が少なかったので海水が攪拌されず、南西諸島一帯でサンゴがかなりダメージを受けました。海水温が上昇したため、サンゴと共生している褐虫藻が抜け出したのです。





 栗生の集落から県道を西部林道に向かって4kmほど行くと、右側に大川の滝が見えてきます。88mの落差を豪快に流れ落ちる滝で、滝壺の前まで歩いて行けます。
   
 栗生浜の近くには青少年旅行村というキャンプ場があります。ここではバンガロー、テントなどの貸し出しもしています。
青少年旅行村
開村期間:4月〜10月
入村料:一泊300円
使用料:バンガロー12000円/テント500円、600円
( 0997-48-2871


屋久島だより(屋久島の素晴しい自然と私たち家族の紹介)
 
Earthly Company(屋久島エコツアーガイド)