計画レピータ局の運用について

 レピータ局とはFMトランシーバーからの無線電波を中継し、交信範囲を広げるための無線局です。その中で計画レピータ局はJARL(社団法人日本アマチュア無線連盟)のレピータ委員会によって置局場所が計画的に選定され、設置されたレピータ局のことです。主に山頂などに位置し、広い交信範囲を提供していることから「広域レピータ局」と称される場合もあります。レピータ局はアマチュア局の免許さえあれば誰でも使うことが出来ます。そこで皆が気持良く使えるようにするため、一定のルールを設けました。これを皆で守り、楽しい交信ができるようにしましょう。なおここに記されていないことでも、アマチュア局の法令に則って運用するようにしてください(「電波法令集」または「アマチュア局用電波法令抄録」参照のこと)。

項        目 説            明
1.呼び出し方法について
 (1) 良く聞く



 (2) 相手局、自局、自局運用場所の順に


 (3) 重なった時には譲り合う


 (4) 交信終了の確認は充分に


 (5) 他局呼び出し後はしばらく待つ

 自分が電波を出す前によく聞いてから呼び出すようにしてください。自局のボリュームを絞っていたりすると、他局が交信中であっても気が付かずに送信して迷惑をかけます。

 呼び出しでは相手局コールサイン、自局コールサイン、自局運用場所の順に送信してください。応答する場合も同様です。

 呼び出しが重なった時には譲り合いましょう。先に使う局は重なった局に対しきちんとお礼を言いましょう。

 レピータ局を使用する時には、他局の交信が終了し、レピータ局からの電波が切れるのを確認してから使用してください。

 他局の呼び出しがあったら、その局がすぐに応答できないこともありますので、少なくとも5秒間位は待ってあげましょう。
2.交信方法について
 (1) 交信中には何度もコールサインを言
   わない

 (2) 交信は制限時間内で



 (3) なるべく直接交信に


 (4) 交信は簡潔に

 コールサインは交信の最初と最後だけにして、誰にでもわかるようにはっきり言いましょう。

 殆どのレピータ局は継続運用の制限時間を3分間に設定してあり、時間が来ると自動的に停波します。緊急の場合を除き、再度使用する時にはしばらく間をあけましょう。

 レピータ局は障害物などで直接交信できない場合に使用するためのものです。直接交信できる場合はそのようにしてください。

 レピータ局は1台だけしかない公衆電話のように、たくさんの人たちがあくのを待っています。能率よく簡潔な交信をしましょう。
3.交信内容について
 (1) 暗語を使わない



 (2) 噂話や悪口を言わない

 アマチュア無線では暗語(特定の人にしか分らない言葉)は使用できません。なお、方言や外国語、およびアマチュア無線用語として決められた言葉の使用については問題ありません。

 電波の届く範囲は相当広いので、多数の人が聞いているかも知れません。人を傷つけるような発言は絶対に慎みましょう。

439.50MHz 屋久島レピータ局管理団体

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