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台牝 |
種牡 |
仔犬 |
交配、妊娠、出産、産後 |
交配は身体が成犬並みになってから行う。交配後は腹部に衝撃を与えないようにし、激しい運動やストレスになるようなことを避け、子宮の収縮を防ぐためクラシエ当帰芍薬散錠を朝夕食前に1錠ずつ投与する。出産前に広めの産床を準備する。 |
交配の際は精子が正常かどうか顕微鏡で確認する。牡も子育てに関われば記憶力などの学習能力が向上するので、母犬が拒否をせず、また仔犬を傷付ける虞がなければ、仔犬がある程度大きくなった時点で一緒に遊ばせる。 |
生まれた直後母犬が羊膜を破らなければすぐに破って呼吸を促し、呼吸しなければ心肺蘇生をする。産床に布などを敷くと包まって窒息する虞があるため、何も敷かないか新聞を敷いて濡れたら取り替えるようにする。 |
日常的な身体面の管理・育成 |
毎日適量の上質の餌と水を与え、犬や犬舎を清潔にし、快適な環境を保ち、適度な運動をさせる。山、川、海等の自然環境を活かしながら訓練をする。必要に応じて耳掃除、歯磨き等をする。 |
台牝に同じ。 |
生後30日頃までは母乳を与え、徐々に上質の離乳食と水に切り替える。毎日犬や犬舎を清潔にし、快適な環境を保ち、適度な運動をさせる。必要に応じて耳掃除、歯磨き等をする。 |
日常的な精神面の管理・育成 |
信頼関係を維持するため飼主がリーダーとして相応しい挙動に心掛け、なるべく嫌な思いをさせないように配慮しながら様々な環境に置いたり、多くの他人や他の犬に会わせて情緒豊かに育てる。 |
台牝に同じ。 |
生後50日頃までは兄弟姉妹や母親と一緒に過させることで犬の社会を正しく学ばせ、同時に毎日人の手で触れることで人の社会に入る準備を進める。 |
コクシジウム症予防・治療 |
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生後1〜2週齢頃、プロコックスまたはバイコックスを経口投与。以後、症候が顕れたら随時経口投与。 |
ジアルジア症等予防・治療 |
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生後2週齢以降、メトロジールを1日2回(朝夕)、7〜10日間経口投与。 |
イヌパルボウイルス、イヌジステンパーウイルス、イヌアデノウイルス2型(+1型)、イヌパラインフルエンザウイルス、イヌコロナウイルス、レプトスピラ(カニコーラ、イクテロへモラジー、グリッポチフォーサ、ポモナ)予防 |
3年に1回、28日以内に生ワクチン接種、及び7日以内に不活化ワクチン接種を受けておらず、発情中や妊娠中でなく、体調が良い時を選びバンガードプラスPLUS 5/CV-L4を接種。また同ワクチンを接種した年を除き、同様の条件のもと年1回、バンガードL4を接種。 |
3年に1回、28日以内に生ワクチン接種、及び7日以内に不活化ワクチン接種を受けておらず、体調が良い時を選びバンガードプラスPLUS 5/CV-L4を接種。また同ワクチンを接種した年を除き、同様の条件のもと年1回、バンガードL4を接種。 |
4〜6週齢の体調が良い時を選び、ノビバックPUPPY DP(イヌパルボウイルス、イヌジステンパーウイルス予防)を接種。更に生後3か月頃および4か月頃、28日以内に生ワクチン接種、及び7日以内に不活化ワクチン接種を受けておらず、体調が良い時を選び、バンガードプラスPLUS 5/CV-L4を接種。 |
瓜実条虫症、回虫症、鉤虫症、鞭虫症、マンソン裂頭条虫症、多包条虫症等予防・治療 |
月1回、シンパリカ・トリオ(有効成分:サロラネル、モキシデクチン、ピランテル)を経口投与。
サロラネル=ノミ(瓜実条虫症等)、マダニ(重症熱性血小板減少症候群、バベシア症等)予防薬、ヒゼンダニ(疥癬)、ミミヒゼンダニ(耳疥癬)、ニキビダニ(アカラス)予防・治療薬。
モキシデクチン=イヌフィラリア(犬糸状虫)症予防薬。
ピランテル=瓜実条虫症、回虫症、鉤虫症、鞭虫症、マンソン裂頭条虫症、多包条虫症等予防・治療薬。 |
台牝に同じ。 |
2週齢から2週間置きに6週齢までドロンタールプラスを経口投与。8週齢から1か月置きにシンパリカ・トリオを経口投与。 |
イヌフィラリア(犬糸状虫)症予防 |
6週齢にイベルメクチンまたはモキシデクチンを経口投与。8週齢から1か月置きにシンパリカ・トリオを経口投与。 |
ノミ(瓜実条虫症等)、マダニ(重症熱性血小板減少症候群、バベシア症等)予防、ヒゼンダニ(疥癬)、ミミヒゼンダニ(耳疥癬)、ニキビダニ(アカラス)予防・治療 |
8週齢から1か月置きにシンパリカ・トリオを経口投与。 |
疥癬、アカラス、皮膚糸状菌症治療 |
犬チンキ(有効成分:チアントール、サリチル酸、ウンデシレン酸、エタノール、ポリエチレングリコール400)を患部に塗布。 |
台牝に同じ。 |
台牝、種牡に同じ。 |
包皮炎 |
不妊や子宮蓄膿症の原因となるため、包皮炎に罹患した牡との交配は避ける。 |
患部にゲンタシン軟膏を塗布し清潔に保つ。 |
種牡に同じ。 |
狂犬病予防 |
年1回、28日以内に生ワクチン接種、及び7日以内に不活化ワクチン接種を受けておらず、発情中や妊娠中でなく、体調が良い時を選び、狂犬病ワクチンを接種。 |
年1回、28日以内に生ワクチン接種、及び7日以内に不活化ワクチン接種を受けておらず、体調が良い時を選び、狂犬病ワクチンを接種。 |
生後91日以降に狂犬病ワクチンを接種(条件は台牝、種牡に同じ)。 |
その他の病気、けが治療 |
症状に合わせて(応急)手当を施し、必要に応じて獣医師と相談の上、適切な処置を施す。 |
台牝に同じ。 |
台牝、種牡に同じ。 |