屋久島に住もうと決心したのはいつだっただろうか
都会の忙しない生活に疲れ 水と緑の島を心の支えに働いた
そして念願叶って移り住み 早2年が過ぎた
子供も出来 ようやく家族という実感が生まれた

のんびり暮すつもりで来たのだが 田舎暮しというのは結構忙しい
自分で食べる野菜を作ったり お風呂の薪を集めたり
草取りをしたり 家の修理をしたり
これらのことを全て楽しめればいいな
山菜や野イチゴを摘むのはとても楽しい
味噌 漬物 ジャムなど保存食が増えるのも嬉しい
ただここは雨がとても多く なんでもすぐに黴びてしまう

地元の若者達は遊ぶ所が無いと言うけれど
自然が大好きな私達にとっては際限無く遊べる
川や海で遊んでいると時が経つのも忘れてしまう
お金をかけず楽しい思いが出来るなんて最高だ
そしてこの素晴しい環境の中で子供を育てられることは
何事にも代え難く 有難い

一九九九年 春   かおり


(大然のつぶやき) (忍のひとりごと) (聖也のひとこと)

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