屋久島町
宮之浦(みやのうら)
 宮之浦は大型客船が停泊停泊する屋久島の表玄関です。町の人口も屋久島で一番多く、約3000人が生活し、屋久島町役場の分庁(旧上屋久町役場)があります。「やくしま」は「益救島」と書かれた時代がありましたが、その名残が「益救神社」の名前に残されています。天津日高彦火火見尊を祭神として正祀する神社です。益救神社の奥宮が宮之浦岳で、昔、宮之浦の人々が岳参り(山岳信仰で山に登ること)をした山です。山頂西側の巨岩の隙間には一品法寿(宝珠)大権現が祭られていますが、これは水の神様だと言われています。昔から屋久島の人々は水に特別な思いがあり、大切にしてきました。

 志戸子寄りには旧上屋久町のゴミ処理場がありましたが、ダイオキシン発生等の問題で新しいゴミ処理場を宮之浦と志戸子の間に建設しました。更にゴミの分別を細かくすることで焼却だけでなくリサイクルも進めるようにしましたが、島民の意識を高める前に有料化したことによって、人目の付かない所に粗大ゴミを捨てたり、プラスチック等を庭で燃やす人も出てきています。屋久島は離島ですからゴミ問題は特に深刻で、今後どうするか考えていかなければいけない重要な課題です。


屋久島だより(屋久島の素晴しい自然と私たち家族の紹介)
 
Earthly Company(屋久島エコツアーガイド)