核関連施設立地に反対する決議

 私たちの住む屋久島は、1993年12月、日本で最初に世界自然遺産に登録されました。
 このことは、この島の持つ豊かな自然を人類共通の宝として世界が認め、この宝を未来へ守り伝えてゆく責任を国が負ったということであり、ここに住む者として私たちはより強く、その責を感じ、その責を果すべく創意と努力を重ね、自然と人との共生をテーマに町づくりに取り組んでいるところであります。
 このようななか、国においては国内に使用済み核燃料中間貯蔵施設の立地点の選考を行うと聞き及んでいるところでありますが、原子力利用事業に対する絶対的安全性に信頼が得られない現在、世界が認めるこの豊かな自然と住民の生活を危機にさらすようなことは、自然と共にここに住む者として決して許容することはできません。
 よって、本町及び近隣市町村において核関連施設の立地が行われるようなことには、断固反対するものである。

以上、決議する

平成12年3月13日
屋久町議会

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