馬毛島の自然を守る会結成

 使用済み核燃料の中間貯蔵施設の候補地の一つ、馬毛島に於て、その90%以上を所有する民間会社、馬毛島開発(東京)は、採石事業をするために鹿児島県に申請をしていたところ、県はそれを8月9日付で認可しました。馬毛島開発は来年早々に着手し、認可分の採石終了後は港を建設して本格的な採石事業を行うとしています。

 馬毛島にはマゲシカをはじめ、貴重な自然が残されており、すぐれた漁場にもなっています。西之表市民の間では、「貴重な環境が破壊される恐れがある」と組織づくりの機運が出ていて、9月2日、「馬毛島の自然を守る会(馬毛会)」が結成されました。市民会館での結成集会には農業、漁業関係者や主婦ら20人余りが出席しました。「馬毛会」では今後、会報の発行や島の自然観察会開催をはじめ、種子島、屋久島の自然保護グループや市民団体と連携し、決起集会や啓蒙活動などに幅広く取組んでいく予定です。

 「島民の会」では「馬毛会」と連携し、周辺の動きを見守っていきたいと思います。

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