陳情書
「核廃棄物の中間貯蔵施設をつくらせない市町村議員住民連絡会・屋久町事務局」 |
代表:朝比奈敏子 熊毛郡上屋久町小瀬田650-10 |
平成12年9月19日
鹿児島県知事 須賀龍郎殿
件名 種子島への使用済み核燃料中間貯蔵施設立地反対について
陳情の趣旨
昨年来、種子島で取り沙汰される使用済み核燃料中間貯蔵施設の誘致問題は、種子・屋久両島の住民に大きな不安と混乱を与えてきました。とりわけ、世界自然遺産登録地である屋久島では、環境共生をテーマに住民と行政が心を合わせて進める様々な地域振興策となじまない核施設の計画に、強い違和感が広がっています。もっとも近い場所で20キロメートル足らずしか離れていない種子島で放射能災害が生ずれば、屋久島の住民生活・産業・自然環境のすべてに壊滅的影響を免れません。
これまで、屋久島の両町では町長による反対声明と議会の反対決議、屋久町では「放射性物質等の持込み及び原子力関連施設の立地拒否に関する条例」制定が行なわれ、さる6月の県議会には全島民の半数を越える署名を添えて、県知事と県議会に中間貯蔵施設立地に反対意思を明確にするよう求める陳情書を提出しました。
これらと並行して、「核廃棄物の中間貯蔵施設をつくらせない市町村議員住民連絡会・屋久町事務局」と「核施設はいらない島民の会・上屋久町」は合同で、この問題を憂慮する島外者からも種子島の核施設計画に反対の声を寄せてもらう署名運動を進めてきました。
以上の趣旨にもとづき、下記事項を陳情いたします。なお、鹿児島県議会には上記島外者署名の第1次集約16,949人分を添えて、同趣旨の陳情を提出しました。
記
1. |
地域住民だけでなく、国内外の多数の人びとが懸念を表明する使用済み核燃料中間貯蔵施設の熊毛地域への立地に、県知事として反対意思を明示していただきたい。 |
2. |
将来、事業主体から同施設の熊毛地域への立地申し入れがあった場合には、県知事として計画に同意しないよう確約していただきたい。 |
3. |
もしも計画に同意せざるをえなかった場合には、ユネスコ世界遺産委員会に対し、屋久島の登録地を「危機にさらされている世界遺産」(危機遺産)リストに含めるよう報告していただきたい。 |
以上
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陳情書
「核廃棄物の中間貯蔵施設をつくらせない市町村議員住民連絡会・屋久町事務局」 |
代表:朝比奈敏子 熊毛郡上屋久町小瀬田650-10 |
平成12年9月19日
鹿児島県議会議長 溝口宏二殿
件名 種子島への使用済み核燃料中間貯蔵施設立地反対について
陳情の趣旨
昨年来、種子島で取り沙汰される使用済み核燃料中間貯蔵施設の誘致問題は、種子・屋久両島の住民に大きな不安と混乱を与えてきました。とりわけ、世界自然遺産登録地である屋久島では、環境共生をテーマに住民と行政が心を合わせて進める様々な地域振興策となじまない核施設の計画に、強い違和感が広がっています。もっとも近い場所で20キロメートル足らずしか離れていない種子島で放射能災害が生ずれば、屋久島の住民生活・産業・自然環境のすべてに壊滅的影響を免れません。
これまで、屋久島の両町では町長による反対声明と議会の反対決議、屋久町では「放射性物質等の持込み及び原子力関連施設の立地拒否に関する条例」制定が行なわれ、さる6月の県議会には全島民の半数を越える署名を添えて、県知事と県議会に中間貯蔵施設立地に反対意思を明確にするよう求める陳情書を提出しました。
これらと並行して、「核廃棄物の中間貯蔵施設をつくらせない市町村議員住民連絡会・屋久町事務局」と「核施設はいらない島民の会・上屋久町」は合同で、この問題を憂慮する島外者からも種子島の核施設計画に反対の声を寄せてもらう署名運動を進めてきました。
以上の趣旨にもとづき、ここに第1次集約16,949人分の島外者署名を添えて、下記事項を陳情いたします。
記
1. |
地域住民だけでなく、国内外の多数の人びとが懸念を表明する使用済み核燃料中間貯蔵施設の熊毛地域への立地に、議会として反対意思を明示していただきたい。 |
2. |
将来、事業主体から同施設の熊毛地域への立地申し入れがあった場合には、県知事が計画に同意しないよう議会として明確に意思表示をお願いしたい。 |
3. |
もしも県知事が計画に同意した場合には、ユネスコ世界遺産委員会に対し、屋久島の登録地を「危機にさらされている世界遺産」(危機遺産)リストに含めるよう報告していただきたい。 |
以上
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