★この裁判への参加は締め切られました。ご協力ありがとうございました。

馬毛島の採石工事差止め訴訟に向けて

　種子島、西之表市で15日に「馬毛島の自然を守る会」の定例会が行なわれ、馬毛島の採石工事の差止め訴訟に向けてアクションを起こす事になりました。内容は次の通りです。

採石工事差止裁判への参加のお願い

　昨年の5月にNHK「生きもの地球紀行」で放送されたように、馬毛島（鹿児島県西之表市）は、無人島の厳しい自然の中で微妙なバランスを保ちながら適応しているマゲジカなど、南日本を代表する貴重な自然を有しています。島の中だけでなく、周辺の海も、素晴らしい珊瑚礁があり、トビウオやトコブシなどの最高の漁場でもあり、馬毛島はまさに「宝の島」と呼ばれるにふさわしい島です。しかし、現在、馬毛島においては、島の98.5％の土地を所有している馬毛島開発（立石建設の子会社）が県知事からの許可を得て、採石工事に取りかかるための樹木の伐採を行なっています。このまま採石工事が始まると島の自然や生物が脅かされ、また採石現場から流れ出る土砂によって周辺の海が決定的なダメージを被る危険があります。これは漁師にとってまさに死活問題であり、漁師以外の人々にとっても、豊かな自然を享有する権利を侵される事態であると言えます。また、採石工事の後は産業廃棄物の最終処分場に利用される可能性も強く、そうなると馬毛島は「死の島」となってしまうでしょう。

　私たちは、馬毛島の自然を破壊するのではなく、その自然を活かした馬毛島の在り方を探すことこそが大切だと考えます。

　現在、漁師を含む西之表市の市民３人が、東京にある公害等調整委員会において、県知事を相手に採石工事認可取消の裁定申立をしています。そこで、さらに私たちは馬毛島開発に対して、採石工事の差止めと将来の馬毛島の適正な利用方法について話し合いを求めるために、東京地方裁判所において採石工事差止仮処分の申立をすることになりました。この裁判を成功させるためには、できるだけ大きな申立人団を作って、この問題に沢山の人が関心を寄せていることを裁判官に知ってもらうことがポイントです。是非、申立人としてこの裁判への参加をお願いします。

１．申立人には、馬毛島を愛するすべての人が参加できます。
　　子供でも参加できます。
２．委任状に住所氏名を記入して捺印（認め印で可）して下さい。
（１）自署が困難な方は代筆でもかまいません。
（２）未成年者が申立人となる場合は、委任状に、両親が子どもの名前に続けて「法定代理人父○○、母○○」と署名、捺印して下さい。また、親子であることを証明するために戸籍とうほんを１通ご準備下さい。
３．裁判費用（裁判所に納付する1500円の印紙代含む）として１人2000円以上のご負担がかかります（ただし、未成年者は1500円のみ）。
　　それでもまだ裁判費用は不足しますので、ご賛同いただける方にはカンパの支援をお願いします。
４．なお、申立人になったからといって裁判所に呼び出されることはありません。弁護士と代表者がみなさんの代わりに出向きます。
５．申し込み締めきりは１月22日（月曜日）まで。

呼びかけ人：上妻昭夫／坂口嘉和
問合せ：馬毛島の自然を守る会（坂口）電話09972-3-4617

　委任状の締め切りは、１月22日種子島必着です。会計担当の沖吉様まで、必ず署名捺印した委任状を郵送して下さい（内容がわかれば書式は不問）。

　〒891-3101　鹿児島県西之表市西之表7813-17　沖吉 富寛 様　FAX＆TEL 09972-3-2866

　裁判費用大人2000円、子供1500円は、１月22日までに「馬毛島の自然を守る会」の郵便口座（01790-0-83441）へお送り下さい。「2000円以上」は今後のカンパをお願いしたいとの意で、今回は2000円でOKです。賛同して下さった方には、馬毛会ニュースレターで今後の様子をお知らせするとのことです。

　少しでも多くの賛同者が集まることを期待しています。

　委任状の書式は下記の通りです。Ａ４の用紙に印刷してお使いください。