十島村議会本会議で陳情採択!

 十島村議会は20日開かれた定例会本会議で、同村内有志から島内外7210名の署名を添えて提出された、「使用済み核燃料中間貯蔵施設誘致の反対決議要請と放射性廃棄物持ち込み拒否条例の制定を求める陳情」を、原案通り全会一致で採択しました。今後、議会は反対決議の文案づくりに、村は条例案策定の検討に入る方針です。決議案と条例案の上程は、2001年3月定例会以降になる予定です。陳情書は下記の通りです。

陳情書

核廃棄物の中間貯蔵施設をつくらせない
村民の会 代表  長沢 哲夫
事務局 矢沢 孝雄
十島村諏訪之瀬島50番地
Tel/Fax 09912-2-2326

 平成12年12月14日

十島村議会 殿

件名
 十島村村内に放射性廃棄物の持ち込みを拒否する条例の制定を要望する陳情

陳情の趣旨
 昨年来、種子島(馬毛島)に原子力発電所から出される使用済み核燃料の中間貯蔵施設誘致の動きがありました。それに対し、3月に屋久島・屋久町で「放射能物質などの持ち込み及び原子力関連施設の立地拒否に関する条例」が制定され、6月に西之表市、9月に中種子町がそれに続き条例化されました。また、鹿児島県議会においても屋久島の二つの住民グループが署名を添えた誘致反対陳情書を提出し、本会議で採択されました。
 このような動きの中、「誘致推進派は2001年2月に予定される西之表市長・市議同時選挙での巻き返しや、十島村への立地工作を図っている模様」との情報があります。
 使用済み核燃料といっても高レベルの放射性物質が含まれ大変危険です。中間貯蔵施設ができますと、私たちは日々不安な生活を強いられ、ようやく軌道に乗ってきた畜産、新しく事業に挑戦している人(民宿・製塩・観光)、また漁業に取り組む人などに及ぼす影響は計り知れません。
 鹿児島から沖縄に連なる美しい島々に、このような施設があってはならないと思います。
以上に基づき、下記の事項を陳情します。

1. 十島村に放射性廃棄物の持ち込みを拒否する条例を制定していただきたい。

十島村についてのご質問等は下記まで

核廃棄物の中間貯蔵施設をつくらせない村民の会
代表  長沢 哲夫
事務局 矢沢 孝雄
十島村諏訪之瀬島50番地
TEL&FAX 09912-2-2326
yt-suwanose@ml.j-bee.com

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