川内原発に関する反対陳情が満場一致で可決

 6月13日に上屋久町議会に提出していた陳情事項「九州電力が計画している川内原子力発電所3号機の増設に反対する決議」が本日満場一致で可決されました。

川内原子力発電所3号機増設を検討するための
環境影響調査及び3号機増設の反対に関する決議

 九州電力は、川内原子力発電所3号機の増設を計画し、環境影響調査をすすめようとしている。
 しかし、東海村の臨界事故をはじめ、国内各地の原発関連事故は後を絶たない状況である。昨年、九州電力でも、川内原子力発電所で蒸気発生機細管16本のひび割れが見つかったことを発表した。もしこれが破断すれば重大事故の可能性があったことは否定できない。
 このような中で、出力約150万キロワット、世界最大級の巨大原発である3号機を増設することは、核による汚染の危険をさらに増大させるものであり、到底容認できない。
 また、事故による放射能汚染は、川内市や近隣市町村のみならず、屋久島の島民の生命財産、貴重な自然環境にも及ぶ危険がある。
 よって、川内原子力発電所3号機増設を検討するための環境影響調査及び3号機増設に強く反対する。
 以上、決議する。

  平成13年6月27日

鹿児島県上屋久町議会

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