交配、血統登録、仔犬引取の協力について |
当犬舎では、仔犬を迎えられたお客様に対し、血縁が離れた交配相手を紹介したり、交配して仔犬が生まれたら血統登録をお手伝いしたり、ご希望により生まれた仔犬を引き取らせていただくなどの協力をさせていただいております。 交配相手についてはお客様とご相談の上、なるべく近隣で若くて血縁が離れた交配相手を紹介させていただきます。血縁については、交配するそれぞれの犬自体の近交係数と、交配して生まれてくる仔犬の近交係数をしっかりと計算した上で、その内容について詳しく説明させていただきます。近交係数については「繁殖による遺伝的影響の考察」をご参照ください。 血統登録については、純血であることの証明であり、甲斐犬や柴犬などの日本犬では天然記念物としての証明でもあるのでとても重要です。甲斐犬は基本的に甲斐犬愛護会へ、柴犬は日本社会福祉愛犬協会への登録となります。 甲斐犬愛護会に登録する際には、両親犬とも同じ所有者であれば交配写真が必要で、更に生後20日前後および40日前後の仔犬全てと母犬が一緒に写っている写真が必要になります(L判のカラー写真)。申請書類の作成は煩雑なので、ご希望により当犬舎で血統登録申請を代行させていただくことも可能ですが、その場合には委任状が必要になります。 日本社会福祉愛犬協会に登録する際には、両親とも生後8か月と1日以降の交配であること、母犬の交配間隔は4か月以上であること、両親ともGM1ガングリオシドーシスの遺伝子検査結果がクリアであること、両親とも生後12か月経過後に体高を検寸して豆柴認定審査(オス25〜34p/メス25〜32p/25cm以下であっても心身共に健全な犬は認める)を受けて合格していること等の条件を満たしていなければ、仔犬を豆柴として登録することができません。ただし、両親の体高が規定外であっても、他の条件を満たしていれば仔犬は柴犬として登録され、血統書が発行されます。ご希望により当犬舎で登録申請を代行させていただくことも可能ですが、その場合には委任状が必要になります。 生まれた仔犬に対しては、当犬舎の健康管理のページをご参照いただき、適切な健康管理をしてください。仔犬をご自身で育てることが難しい場合には、大切に育てていただける方にお譲りください。その方には、当犬舎が「動物販売事前説明事項(甲斐犬)/(柴犬)」に記している内容をご紹介いただき、国の天然記念物に指定された貴重な存在であることをお伝えください。またその方には、当犬舎から仔犬を迎えられたお客様同様に、犬の健康管理、しつけ(訓練)、繁殖についてのご相談等にも対応させていただきますので、お互いにご紹介いただければ幸いです。譲渡先が決まらなければ、当犬舎にて引き取らせていただくことも可能なので、そのときはお早めにご相談ください。 |