甲斐犬出産情報 |
2013年10月12日に雲居の雁(2世){呼び名=雁(かり)}が仔犬を出産しました。中虎毛♂1頭、赤虎毛♀1頭です。血統登録は甲斐犬愛護会となります(日本犬保存会へ移籍可)。雁は救助犬として屋久島の遭難者捜索に関わったり、エコツアーに同行して救助犬の広報、宣伝のために頑張っています。ツアー参加者や周りの観光客からは雁がいることで場が和む、癒されると大変喜ばれています(雁の健康管理と訓練日誌)。交配相手は同じく屋久島で救助犬として訓練している赤虎毛の「夕霧」で、雁と共に近親の賞歴等が多数あります(夕霧の健康管理と訓練日誌)。両親とも優良な血統で、遺伝的な障害も見られず極めて健康です。ラインブリーディング(近交係数2.4414%)で生まれた仔犬たちです。 雁は2009年、富山で行われた救助犬審査会に参加し、好成績を修め合格しました。2010年も富山で継続審査を受け、同年10月には広島での山岳遭難者捜索に、2011年3月には東日本大震災による被災者捜索に出動しました。今年は10月25日〜27日に富山で審査会が開催され、仔犬も同行して授乳の合間に審査を受けました。台風の影響で悪天候の中でしたが、お蔭様で今回も合格することができました。 |
2011年3月14日(岩手県上閉伊郡大槌町) 東日本大震災による被災者を捜索中の雲居の雁(2世) |
東日本大震災への出動中、福島第一原発の放射線レベルが高まり、福島より南から駆け付けたチームは苦渋の判断の結果引き上げることにしました。現地で苦しんでいる方々のことを考えると大変心苦しい限りです。少なくとも原発事故がなければ、私たちももう少し東北に残り救助活動を続けていたと思います。そういう意味で原発やその事故に対する東電や政府等の対応には憤りを感じています。自然を大きく破壊し、人々を苦しめ、救助する側にも多大な悪影響を与え続けている原発に対して反対するため、これからも雁と共に多くの反原発イベント等に参加していきたいと思います。 |
仔犬画像 (画像の上の文字をクリックすると大きな画像が表示されます) |
今までの仔犬画像 |